高い車検価格について考えてみる

車検価格は高いというのが一般的な認識で、あまりに安いのでこれでは品質面で不安だという人はまれでしょう。

しかし逆の側面から見るとまた違ったものが見えてくるかもしれません。

車検はつまり自動車の検査であるわけで、いろいろな付帯的事項はあるものの、自動車の安全な走りを確保するため、資格を持った整備士がしっかりと検査を行うというのがその本質であることに疑問を感じる人はいないはずです。

では、ユーザーの観点では高いお金を払っているとして、整備士の給料はどうなのかという逆の面を見てみますと、統計によると彼らの給料は日本の全労働者の平均に届いていません。

もちろんこれだけの事実からこれが大問題だと結論するようなことはできません。

確かに整備士は国家資格を有し、クルマの安全確保という人間の生命にもかかわる非常に大事な仕事をしていることは否定しませんが、同じようなことは例えば介護士など、当てはまる職種はいくらでもあります。

とはいうものの、どうでも良いというか市場原理で決まる物事だとか、職業選択の自由なのだから他人がとやかく言うことではないというだけで済ませられる問題でもないと考えられます。

自己責任論を振りかざす人に限って、車検の日程予約が自分の思い通りにならないと激怒したりするものです。

実は整備士を目指す人は昔と比べて大幅に減少しており、車検の制度そのものを根本的に見直す時期はそう遠くないのかもしれません。